本当にやりたい事は【見つけられない】
札幌、暑いですね。こんにちは。
僕は日光に弱いのか、しばらく浴びてるとフラフラしてきます。
昨日、日差しの強いところにしばらくいたんですが、その後ずっとなんか気持ち悪くて、家に帰って寝てしまいました。
それを人は日射病とか熱中症とか呼ぶんですかね。
さて!
昨日のブログで、この3か月、動いてみて起こった変化について書きました。
その中で、自分がやりたい事が分かってきた。それを次回詳しく書くと宣言したんですが、、
今回それはちょっと置いときます。
実は最近、嬉しい事に
「やりたい事が分からない」
という相談を学生から(俺も学生だけど)受けることが多くなってきたので、自分なりの考えや経験を書きたいと思います。
本当にやりたい事は見つけられない
僕が今回言いたいのは
「本当にやりたいことは見つけられない」
という事です。
えっ、やりたい事って見つけられるものじゃないの?
ふつうそう思いますよね。
でも僕は、見つけられないと思っています。
見つけるものではないと思っています。
ちょっと言葉の使い方的なところもあるのですが、結構良いことを言うつもりなので、最後までお付き合いいただければと思います!!
さてさて
「やりたい事が見つけられない」
ちょっとこのワードでググってみたら、やりたい事を見つけるにはとにかく色んな方法で自己分析だ!みたいな意見が多いですね。
本当は自分の中にやりたいことがきっとある。という意見ですね。
ぼくもずっとそう思っていました。
断言します。
「やりたいこと」が分からないとき、自分の中を探しても見つからないです。
「ただの夢」と「本当にやりたい事」は違う
少しだけ自分の過去を振り返ります。
やりたい事についてちゃんと考え始めた高校生以来、時々それらしいものが見つかっては、少しだけその方向に動いて、そして諦めることを繰り返してきました。
映画監督になりたい、小説家になりたい、起業したい、ノーベル賞を取りたい、中国共産党をつぶしたい、テレビに出たい、飲食店・カフェを開きたい、医者になりたい、物理の研究をしたい・・・
順番はめちゃくちゃですが、高校生以降でも、自分の興味などから考えて、これだけ「やりたい事」が見つかりました。
やりたい事が見つかったぞ!
だから大学に行くんだ、大学をやめるんだ、大学に入りなおすんだ!!
いろいろありました
何かやりたい事を見つけたら、もうやりだせずにはいられずに、すぐ環境を変えてきました。
そして、3か月もすると、その「やりたい事」を続けることができずに、「自分に向いてない事」に変わっていました。
何が原因だったのか
実はこの「やりたい事」だと思っていたものは「ただの夢」だったんですね。
「本当にやりたい事」と「ただの夢」は違います。
「本当にやりたい事」は、やり始めたら自分にしっくり来て、続けられるものだと僕は考えます。
「ただの夢」は、なんとなくこうなりたいな、という程度のもので現実味がなかったり、その方向に進み始めたらすぐに立ち止まってしまうものだと思います。
夢は結局夢で、実現しないものです。
やりたい事は、実現させるものです。
まずはこの違いをちょっと考えてみて欲しいと思います。
やりたいと思ったことが、「本当にやりたい事」なのか「ただの夢」になってしまうものなのか。
やりたい事が分からないと悩んでいる多くの人は「本当にやりたい事」を探しているはずなのに、なんとなくの「ただの夢」を見つけて、ぬか喜びしては結局「やりたい事」ではなかったと諦めて、途方にくれているんだと思います(過去の僕のように)
じゃあどうしたら「本当にやりたい事」が見つかるんだ、って話ですよね。
それについて高校を出てから10年近く悩み続けて、そして最近分かって来た自分なりの考えを書きたいと思います。
「やりたい事」は「今やれる事」から生まれる
今回、言いたいのはこれです。
「やりたい事」は見つけるものではありません。
今の自分がやれる事をやっているうちに、自然に生まれて来るものだと思います。
再び自分の経験を振り返ります。
僕は高校時代から、将来起業したいと思っていました。
でも、何をすればいいのか分からず、ずっと途方にくれていました。
時々、良さそうなアイデアはいくつか出てきました。
具体的に話すと、去年、物理の勉強が楽しくなってきたので、この楽しさを物理嫌いが生まれやすい中高生に教える、楽しい理科教室みたいなことがしたい、と思いました。
さて、ではどうしたら理科教室が実現するでしょうか。
人に物理を教えたこともなければ、中高生を集めたこともない、そういう事に使える場所も分からない。
自分にできない・分からないことだらけだったのです。
何から手をつければいいのか分からず、一度中学校の先生に少し相談させてもらったきり、結局もろもろのハードル高さから諦めてしまいました。
高校生の時以来、そういうようなアイデアを思いついては、諦めることの繰り返しをずっとしてきました。
もしかしたら、行動力や熱意がめちゃくちゃある人だったら、今できそうにない難しいことでも実現できたのかもしれません。
でも、僕にはそんな行動力も、めちゃくちゃな熱意もありませんでした。
そんな僕でも、今では学生を60人集めるイベントを開いたり、学内で社会人やカウンセラーの先生を呼んだイベントを開いたりできています。
起業について具体的な実現可能なアイデアも生まれました。
どれもこれも、去年できるとは全く想像もつかなかったことです。
そしてこれが自分の「本当にやりたい事」だと宣言できます。
では、どうやってこの「本当にやりたい事」を見つけ、実現できるようになったのか。
去年の秋くらいのことです。
家で昼間にゴロゴロしながら考えていました。
起業したい起業したいと10年間考えてきたけど、どのアイデアも実行に移せなかった。
きっと、いきなりハードルの高いコトを考え過ぎていたんだろう。
自分ができない事を、集めたこともない人に、使ったこともない場で届けようとしていた。
だったら、今自分にできる事を、自分が届けられる人に、自分が使える場で届けよう。
そうして生まれたのが「人生設計ワークショップ」でした。
(仰々しい名前ですね)
僕にできる事はなんだろうと考えた結果、僕が持っているのは大学が3つ目だったり、留年しまくって悩みまくった経験であり、そしてそこから大学が楽しいと思えるようになった経験である、それを何かに役立てられるだろうと気づきました。
そして、自分が今届けられる人として、所属している音楽サークルの後輩を想定しました。
北大では1年生の間の成績で2年生からの学部が決まる人が多いので、学部選びの参考になる話を彼らにしようと考えました。
さらに、使う場として、北大の図書館にあるグループ学習室という部屋を考えました。
する事、伝える相手、使う場
どの条件も自分がすぐに実行できるものにしました。
そして実行した結果・・・
めちゃくちゃたくさん色々なことがそれはもう次から次へと起こって(この辺はまたブログに書いていきます)
徐々にできる事、伝えられる相手、使える場が広がってきて、今の活動に至るというわけです。
さてさて
すっかり長くなったので、大切なことをまとめます。
本当にやりたい事は、やれる事を続けて行くうちに、自然と自分の中に生まれてくるものだと思います。
僕の場合は、イベントをたくさん開いていくうちに、これはやりたかった事だな、これはちょっと違うことだな、と気付いて行けました。
そして、こんなことも自分にはできるんだ、ということにも気づいていけるようになりました。
やりたい事に気づいていくうえで、自分の経験から、ここはポイントだったなと思う事を最後に。
①勇気を出して、外の世界に足を踏み入れた。
想像以上に、新しく出会う人たちは優しかったです。
外の世界で交流している、いわゆる意識の高そうな人たちとは、何を話したらいいのか全く分からず、いままで外に出ませんでしたが、みんな悩んでるし、何かしたいと思っているお互いを応援し合いたいと思っているんだと気が付きました。
これに気づけたのは大きいです。
②やりたい事で生きている大人と出会った。
世の中には想像を超えるとんでもない人がたくさんいました。
この人は仕事ができなくなっても、今の繋がりがあれば絶対に死なないだろう、何て人もいました。
こういう人になりたい!という経験を生まれて初めてしたのも、外の世界に出てからでした。
そうやって生きていけるんだという、安心感が生まれて、自分のやりたい事と素直に向き合えるようになりました。
今までは、やりたい事でも、これじゃ飯が食えないんじゃないかとか、そんな心配がありましたが、そんなものは吹っ飛んでいきました。
③自分のやれることや関心を口に出して伝えた。
何ができるのか伝えられれば、じゃあこれをお願いします、ってなります。
そういうものを全部こなしていくうちに、次々やれる事が増えて、チャンスが広がりました。
どんな事でもいいから、自分にできる事をつたえれば、それを必要としているヒトには響くはずです。
また、関心があるものを口に出せば、たくさんの事を紹介してもらえます。
この時代でも、ネットで調べても出てこない情報はめちゃくちゃたくさんあります。
口コミ、最強。
これしてみたら?ここ行ってみたら?ってたくさん教えてもらえました。
以上が僕なりの、「やりたい事の見つけ方」になります。
いまやりたい事が分からない、という人にとって何かの参考になれば嬉しいです!
本当はもっともっと、書きたい事があるんですが、このテーマに関してはこの辺で。
ちょっと、まとめきれてない感は否めないので、また近いうちに清書するかも。。笑